CASE STUDY 入退室管理の徹底によるセキュリティ強化だけではなく 社員のタイムコスト意識にも好影響を及ぼした設置事例に。
akippa株式会社様は、47都道府県累計4万1千箇所(2020年12月現在)の駐車場と提携し、誰でも簡単に駐車場をシェアできるサービス「akippa」を展開されています。契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫・空き地・商業施設などの空きスペースを有効利用することで、日常的な駐車場不足を解消するほか、コンサートなどのイベント時においても需要を満たす駐車場シェアサービスとして、駐車場オーナー様・ユーザー様の双方から高い評価を得られています。今回、akippaの従業員によるオフィスの入退室にともなってログを取ることができる入退室管理システムを導入するため、アートへお声がけをいただきました。
取材にご協力いただいた(左から)金谷様(シェアゲートの取材にてご対応いただきました)、森山様、森村様
入退室ログの管理機能とコスト面でALLIGATE一択に!
―まずはALLIGATEの導入をご検討なさった経緯を教えてください。
森村様:企業として成長するにつれ、従業員の増加による入退室情報の管理とセキュリティのバランスを保つ必要性が高まり、入退室においてログが取得できるシステムを探していました。入退室については従業員だけでなく、配送業者の方々や取材でお越しになる媒体の方々も利用するため、常に誰が社内にいるのか、いつ入ってきていつ出ていくのかという実態の把握をすることもセキュリティ上、急務となっていたのです。とは言え、実は複数の企業の製品にて比較検討したわけではなく、初期段階からアート様一択で話が進んでいました。その理由は、すでに駐車場シェアサービスでALLIGATEを導入していたこともあり、アート様への信頼が高かったからにほかなりません。また、ログの取得については現在開発中の企業も少なくなかったため、できるだけ早く導入を実現したいという要望もありました。その点でも、入退室ログの管理機能が確立しており、コスト面でも魅力的な提示をしていただいたアート様のご提案に対して、社内からも異議は出てきませんでした。
―導入前と導入後の違いについて、御社が体験した変化がどのようなものだったかを教えてください。
森村様:第一に、オンとオフの切り替えを明確にすることができるようになったので、社員の業務にメリハリがついたことが挙げられます。退勤しても社内に残って雑談をしたりするケースも少なくありませんでした。ALLIGATE導入後は出社の入退室の時間と勤怠の時間を記録できるため、社員の時間意識も変わり、ビジネスタイムとプライベートタイムのメリハリが出てきたと感じています。特にプライベートタイムを意識できるようになったことから、個々がオフタイムに体験してきたことを自社サービスに活かそうという動きも活発化し、サービスの品質向上についても好影響が出始めています。また、余談ではありますが、社内のレクリエーションでもALLIGATEを活用させていただいています。弊社に備え付けられている機器は、シェアゲートと同様のテンキー仕様です。この仕組みを使って、謎を解いて入室用パスワードを獲得しなければ入室できないというレクリエーション・ゲームを行って盛り上がったりと、社内コミュニケーションの活性化においても一役買っていますね。
顧客の活用を見据えたアドバイスが高い評価に
―アートの担当および導入プロセスに関して印象に残った出来事やエピソードはありましたか?
森山様:実は、2019年10月に本社移転を行い、ALLIGATEの導入はその直前、夏ごろのタイミングだったのです。ですから、導入してすぐに移転をすることになり、移転先でうまく稼働できるか、また取り付けなどに関する不具合が生じないかと、少なからず不安があったのは間違いありません。しかし、アートの皆様には大変スムーズな対応をしていただき、弊社としても大変助けていただきました。例えば、設定方法が分からない時についても、極めてスピーディなレスポンスで説明対応してくださり、顧客が不安を感じる時間を最小限にとどめようとする企業姿勢が伺えました。また、ただ機能の説明をするのではなく、設置後の活用を見据えて、アドバイスベースでのレクチャーをしようという姿勢からホスピタリティの高さも感じられました。
入退室ログとも連動可能な情報管理のカスタマイズを協業したい
―コロナ禍以降、世の中全体として勤務体系の変化が見られますが、貴社の変化とALLIGATEのさらなる活用可能性について教えてください。
森山様:勤務体系の変化は当社でもあります。緊急事態宣言期間中は原則在宅勤務、解除後は全員出社は週に2日としており、そのほかの日は個々に在宅で業務を進めるように指導しています。(2020年12月現在は大阪オフィスの出社について一斉出社の休止をおこなっています)在宅勤務の時間が多くなるにともなって、今までのような単純な入退室ログだけではなく、複雑になりやすい交通費計算などを含めてパソコンのログでもALLIGATEと連携した情報管理を行っていけるようになれたら理想だと感じています。もちろん、まだ検討中の事案なので、アート様とはこれから可能性についての協議を進めて行けたらと考えています。
―貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。多様化する働き方に対応できるよう今後も努めていきたいと思います。
取材年月:2020年11月