CASE STUDY 「あったらいいな」と思っていた機能をすべて備えた理想のシステムでセキュリティ面と運用面の課題を同時に解決。

株式会社ラクーンホールディングス

業種
IT・メディア
事業規模
50~299名
URL
https://www.raccoon.ne.jp/

株式会社ラクーンホールディングス様は、「企業活動を効率化し便利にする」をミッションに掲げ、卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」やクラウド受発注ツール「COREC(コレック)」、後払い決済サービス「Paid(ペイド)」など、企業間取引における課題を解決する新たなインフラを開発・提供されています。近年、コロナ禍でのテレワーク導入に伴い、既存のセキュリティシステムの課題が浮上したことで、セキュリティ強化と運用効率化を検討され、弊社にご相談いただいた結果、ALLIGATE Lock Proの導入に至りました。

取材にご協力いただいた、人事総務部の髙泉様

コロナ禍を機に、既存システムの課題を解決する新たなセキュリティシステムを検討

―まずはALLIGATEの導入を検討された経緯をお聞かせください。

髙泉様:そもそもの原因として、既存のセキュリティシステムに関する運用上の課題がありました。現在のオフィスに移転した7~8年前に、社内十数箇所の扉ごとにカードキーを設置しましたが、クラウド管理ではないため、新規カードを発行する度に、一箇所ずつ登録して回る必要があり、非常に手間が掛かっていました。また、200名以上の従業員すべてにカードを配布しているため、時には紛失することもあり、カードキーの運用管理が大きな負担となっていたのです。

―確かに、それは大変ですね。運用面以外に課題はなかったのでしょうか?

髙泉様:導入当時は、そこまでセキュリティ意識が高くなかったこともあり、社員通用口にはカードキーを設置しておらず、誰もが出入り可能な状態でした。私が担当になった数年前から「セキュリティ上、問題があるのでは」との声も挙がっていましたが、後からカードキーを追加するのは容易ではなく、そのままになっていたところ、昨今のコロナ禍で様々な問題が浮上しました。

―具体的には、どんな問題でしょうか?

髙泉様:基本的に全社員がテレワークになりましたが、中には必要があって出社する際にカードキーを忘れる社員もいましたし、宅配事業者の方のために解錠する必要もありました。そのような中、カードキーの遠隔操作ができないため、管理担当者は常に出社している必要があったのです。また、社内がほぼ無人になる中、社員通用口が誰でも出入り可能というのは問題があり、対策を打たなければと考えました。

必要な機能がすべて揃った最新モデル、ALLIGATE Lock Proを導入

―数ある入退室管理システムの中から、ALLIGATEを選んでいただいた理由は何でしょうか?

髙泉様:遠隔操作が可能な入退室管理システムを求めて情報収集したところ、クラウド型で運用管理が容易なALLIGATEの存在を知りました。早速、アートさんに相談したところ、こちらの課題や要望をじっくりと聞いてもらった上で、当時はまだ開発中だったALLIGATE Lock Proをお薦めいただきました。詳しくお聞きすると、カードだけでなくスマホでも登録可能、テンキーも併用可能、さらには勤怠管理システムとの連携も可能など、こちらが「あったらいいな」と思っていた機能をすべて備えた、まさにオールインワンのサービスで、非常に惹かれるものがありました。また、成約を急がず、時間がかかってもユーザーにベストな提案を行おうとするアートさんの営業姿勢にも好感を持て、導入を決めました。

―今回、ALLIGATEをどのように導入いただきましたか?

髙泉様:まずは既存システムが入っていない、社員通用口にのみ導入することにしました。当初は設置工事で推奨されているとおりに、カードリーダーを壁に設置する予定でした。ところが工事当日に、改めて動線を確認したところ、カードをかざす際に遠回りになると考え、直接、自動ドアのガラス面に設置できないかと担当の方に相談しました。急な要望にもかかわらず、その場で工夫いただき、難がある自動ドアのガラス面にうまく設置していただきました。動線の問題を解決できたのはもちろん、配線の見映えにも配慮いただけ、仕上がりには非常に満足しています。

使い勝手の良さと、クラウド管理ならではの運用効率が魅力

―実際にALLIGETEを利用いただいての評価をお聞かせください。

髙泉様:既存システムのカードキーをそのまま利用できるので、導入時も手間が掛からず助かりました。スマホへの登録は希望者のみですが、使い勝手が良いと好評で、利用者が増加しています。また、細かな設定が容易なため、一定期間のみ、あるいは特定の曜日や時間帯のみ解錠可能なカードキーを発行して、外部のプロジェクトメンバーや改装業者の方などに提供するといった運用ができています。設定した期間が過ぎれば利用できなくなり、後からログも確認できるので、セキュリティも万全です。

―業務効率の改善にも役立っていますでしょうか?

髙泉様:まだ社員通用口、一箇所のみの導入ながら、別途、導入している受付システムや監視カメラと併用することで、自宅からでも安全に遠隔解錠操作を行うことができています。さらにカードキーの発行などでも、自宅で作業できますのでクラウド管理のメリットを非常に感じています。今後、既存の入退室管理システムが設置されているドア全てがALLIGATEに切り替われば、さらなる効率化につながるものと期待しています。

運用中のALLIGATE Lock Pro

―最後に、今回の導入を通じた弊社に対するご評価をお聞かせください。

髙泉様:提案段階から施工時の対応まで、一貫して感じたのは、アートさんの「お客様本位」の姿勢です。こちらの質問や相談に対するレスポンスが早く、まったくストレスを感じることがありませんでした。ALLIGATE導入には関係のないはずの既存セキュリティシステムの不具合についても相談に乗ってもらえるなど、何でも相談できる頼れるパートナーという印象です。今後も引き続き、相談に乗っていただければありがたいですね。

―本日は貴重なご意見をありがとうございました。貴社の信頼にお応えできるよう、真摯な対応を続けてまいりますので、今後とも宜しくお願い致します。

導入製品

ALLIGATE Lock Proアリゲイト ロックプロ

入退室管理に必要な機能が揃ったスタンダードモデルです。曜日と時間を制限した通行権限の付与や扉の施錠不良等の異常状態の確認ができます。

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